4, ふやす

JT株主優待最終回迫る あとは来年2023年の株主優待到着を待つのみ

日本たばこ産業(JT)(2914)から食品セットが到着しました。

かんな

ひとのときを、想う。JT

JTが株主優待廃止に

2022 年 2 月 14 日、JT日本たばこは次回(2023年)の株主優待商品の発送をもって、株主優待制度を廃止するとの情報を出しました。今回はその一つ前の優待到着となりました。

JTによると、「2022 年 12 月 31 日現在の株主名簿に記載された 100 株以上を 1 年以上継続保有する株主を対象に、2023 年の株主優待商品の発送をもって、株主優待制度を廃止させていただきます。」ということです。

この情報には優待界隈の方々はだいぶざわついたことを記憶しております。

優待廃止理由

最近ではすかいらーくや出前館など、優待に関して見直しを進める企業が増えており、海外の投資家からは不公平との声が出ていました。

確かに、日本からアメリカのテスラやジョンソンアンドジョンソンの個別株に投資していたとして、アメリカ国内に住んでいる人だけに新車購入オプションクーポンや、コンタクトレンズやボディローションなどを配っていたとしたら、不公平感を感じざるを得ませんものね。

やはり配当金という形で平等に投資家に配分するのが通常でしょう。

また保有株式が多い株主ほど、経済メリットを享受できない仕組みにもなっています。

かんな

優待廃止は時代の流れだね

今回の株主優待商品

100株以上 200株未満保有の株主様 : 2,500円相当

200株以上 1,000株未満保有の株主様 : 4,500円相当

1,000株以上 2,000株未満保有の株主様 : 7,000円相当

2,000株以上保有の株主様 : 13,500円相当

届くとワクワクしますね♪

私はAコースの2500円コース、ご飯カップ麺セット(14食)をいただきました。

災害備蓄用として優秀!

最大の株主優待は日本銀行券

そもそもの優待制度というものは、日本の御中元や御歳暮的な意味もあるのかもしれません。

その意味ではとても日本的で良いのですが、グローバル社会でこれからも日本企業が生き残っていくには、ワールドスタンダードに沿うしかないでしょう。残念ですが、日本銀行券という形で還元していただきましょう。

株主優待は現物が届くので受け取った時の満足感は高いです。

しかし、冷静に考えればその2500円相当というパックご飯とホームラン軒は近くのドラックストアに行けばトータルで1,200円ほどで購入できるものです。ならば、自分の好きなタイミングで自分の好きな銘柄を買うことのできる幸せの方が大きいはずです。

配当金という形で受け取ることができるメリットは自由度です。別にカップラーメンを買わずに貯金する、または生活費にあてる、次の投資資金にするなど、多くの使途の道が開けています。特に現代は健康志向の高まりで、別にカップラーメン欲しくないけどくれるなら貰っておこうという考えの人も多いはずです。かくいう私もその1人で、災害時の備えという立て付けで有り難く頂いているのです。

これからの株主優待株のゆくえ

昨今の情勢を考慮すると、今後ますます株主優待を廃止する企業は増えていくでしょう。

日本だけのガラパゴス制度なんて早くやめて、国際標準に従った方がよいと考える勢力が多数を占め出すと思いきや、個人投資家の買い支えによりあまり株価が落ち込まないという、メリットも多少はあるために、新たに優待制度を新設する会社もいまだ多くあります。

なお、今回JTは優待制度を変更しましたが、株主還元方針においては増配を発表しており、いまだ高配当株としての魅力は高いと思います。

これからも応援したい企業です。

ちょきんぶた

これからもホールドします